shimaf

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Nov.29,2017
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2017年11月29日(火)、独り車で東京へ。
三つめの目的地はFUJIFILM SQUAREで開催中の「FUJIFILM SQUARE 開館10周年記念写真展 二十世紀の巨匠 美と崇高の風景写真家 アンセル・アダムス」展だった。

会場の設えも流石で、丁度14時〜会場で解説も行われ有意義な時間を過ごすことができた。
アンセル・アダムスは、美術家の吉原悠博さんを始め、何人かの方から是非オリジナル・プリントを観るべきだと以前から言われていて、アンセル・アダムスがもともと音楽にも造詣が深くピアノの名手だったということもあり、気にはなっていたもののこれまで接する機会は作れないでいた。
しかし今回いろいろな巡り合わせで足を運ぶことができたことに深く感謝せずにはいられない。なぜなら、僕が頭で思い描くどのモノクロ・プリントとも違う質感を感じることができたからだ。大きな自然の中でおそらく撮影者が感じたであろう感動や畏怖の念が、即物的にいまそこに留められているような感覚というのはあまり感じたことがない。こんなことがモノクロ・プリントで可能なのか、圧倒的だった。

ここで、舞踊家の櫻井郁也さんと数年ぶりに再会することもできた。少しだけお茶をして、終始穏やかながら鋭い感性に触れる話ができて解散。貴重な時間だった。そして新潟へ。


(Nov.29,2017)